BIZTREK BackOfficeマニュアル

BO02026_[基本操作]ラベル・設計印刷

●「商品」「得意先」「仕入先」のマスタ一覧からは、ラベルの印刷が行えます。ただ、ラベル用紙はたくさんの種類があるため、すべての用紙の設定を標準でもつのは不可能です。そこで、「BIZTREK」ではラベルエディタを使用して、好みのラベル用紙に印刷することが可能となっています。
 下図は、商品コード・商品名・バーコードを枠付きで、一つの商品に尽き2枚ずつ印字するよう設定したものです。    

ーラベル印刷例ー

  
【ラベル設計】
●印刷ダイアログから「ラベル印刷」を選択すると下図のようなラベルエディタを表示します。

●ラベルエディタには2つのタグ「ラベル」と「レイアウト」があります。「ラベル」タグでは、ラベルに印刷するラベルデザインを設定します。「レイアウト」タグでは、ラベル用紙の用紙サイズやマージンの設定を行います。


 ラベルのデザインは自由に設定することもできますが、通常は何も設定する必要はありません。BIZTREKであらかじめ作成してあるデザインを利用します(利用するフォームが「pLABEL」になっているのを確認してください)。


●ラベルエディタの「ラベル」タグを選択すると、ラベルのデザインを行えます。

■「フィールド」リスト: このリストは、階層リストで商品(得意先・仕入先)マスタのフィールドの名前を表示します。

■「ラベルプレビュー」エリア: このエリアでラベルデザインを作成します。

■ツールバー:ラベルウィザードのツールバーには、オブジェクトの描画、選択、整列、配置、複製のツールがあります。ツールバーに関する詳細は、後述の「ラベルエディタのツールバー」の節を参照してください。

■「オブジェクト外観」エリア:このエリアは、ラベル上にある個々のオブジェクトの前景色と背景色、塗りつぶしパターン、境界線を指定することができます。

■「デフォルト外観」ボタン: このボタンは、選択されたオブジェクトの「オブジェクト外観」属性をデフォルトに設定します。

■「貼り付けテキスト」エリア: このエリアは、ラベルに固定テキストを貼り付けることができます。

■「テキスト属性」エリア:このエリアは、テキストのフォント、フォントサイズ、表示フォーマット、書体を指定することができます。

■「利用するフォーム」:ドロップダウンリスト:ラベルエディタでラベルのデザインを行う時は「フォームなし」を選択します。「pLABEL」(販売仕入であらかじめ作成してあるラベルデザイン)を選ぶと、ラベルデザインは行えません。 
※ツールバー


【ラベルのデザイン方法】
 1.ラベルにはプレビューエリアに配置されたオブジェクトが印刷されます。ここに印刷したオブジェクトを配置します。   ここでは、商品のラベルをデザインしてみましょう。まず、「利用するフォーム」をフォームなしに変更します。   印刷したいフィールドをフィールドリストエリアからドラッグ&ドロップしてきます。下図では「商品コード」をドラッグ&ドロップしてきました。

 2.今「[商品]商品コード」の周りに黒い四角が四隅に表示されています。この四角が表示されているオブジェクトが、現在操作対象になっているオブジェクトを表します。また、この四角に囲まれている範囲にフィールドのデータを印字しますので、印字がきれるような場合は枠を広げてください(黒い四角にマウスカーソルを合わせてドラッグすると、枠のサイズを変えられます)。
 3.このままでは、ラベルを印字した時に商品コードしか印字しませんので、商品コードの前に「コード:」と印字するようにテキストを置いてみます。   固定テキストを配置するには、「テキスト張り付け」エリアにテキストを入力し、矢印をクリックすると、プレビューエリアに固定テキストが配置されます。

 4.この2つのオブジェクトの位置を綺麗にそろえるには、整列ツールが使えます。   固定テキストオブジェクトを適当な位置まで移動します。その後、2つのオブジェクト(固定テキストと商品コードフィールド)を選択します。複数のオブジェクトを選択するには「shift」キーを押したまま、オブジェクトを選択していきます。オブジェクトが選択できたら、ツールバーから上揃えをクリックします。これで、オブジェクトの上端がそろえて配置されます。

5.固定テキストやフィールドを装飾して印字したい時は、テキスト属性エリアでフォントのサイズや書体を選択します(各オブジェクト毎に設定できます)。

    
6.後は、必要なだけ以上の作業をくり返しラベルのデザインを仕上げてください。
7.ラベルのデザインができたら「レイアウト」タグでラベル用紙の設定をすれば、オリジナルのラベル印刷が行えます。  デザインしたラベルは保存しておけば、いつでも読み込んで印刷することが出来ます。
●フォームの確認を行ったら、「レイアウト」タグをクリックしてラベル用紙の設定に移ります。標準状態ではエーワン社28915(縦6*横2)のラベル用紙で設定してあります。

●ここでは、以下の項目の設定を行います。
■「ラベル方向」と「ラベル順序」ラジオピクチャ: これらのボタンは、ラベルを印刷する際の用紙の方向やラベルに割り当てられた情報の印刷順序を指定することができます。
■「ラベル列数」と「ラベル行数」ボックス: これらのボックスはラベル用紙に現れるラベル数を指定して、ラベルサイズを制御するために使用されます。
■「ラベルページプレビュー」エリア: このエリアは、ラベルエディタで入力したサイズをもとにすべてのラベルページがどのように見えるかを縮小して表示します。また、ページプレビューは「用紙設定」ダイアログボックスで選択された用紙サイズを反映します。プレビューエリアのラベル番号をクリックして印刷される1 番目のラベルを指定することもできます。赤い線は物理的なページサイズを示し、青い線は印刷可能なエリアサイズを示します。
■「ラベルサイズ」と「ページサイズ」ラジオボタン: これらのボタンは、ラベルサイズおよびページサイズ設定用のラベルまたはページを選択するために使用されます。「ラベルサイズ」ラジオボタンをクリックすると、ラベルの高さと幅を入力することができます。「ページサイズ」ラジオボタンをクリックすると、下図のように右マージンと下マージンの値を入力することができます。

■「マージン」ボックス: 各マージンボックスは、ラベルサイズまたはページサイズの大きさを指定するために使用されます。ラベル用紙のマージンを入力したら、ラベルテキストがラベルの中央に配置されるようにサイズを調整したくなるかもしれません。各マージンボックスに正数と負数の両方の値を使って、マージンを大きくしたり小さくすることができます。
■「自動サイズ調整」チェックボックス: このチェックボックスを選択すると、「ラベル幅」および「ラベル高さ」入力エリア内の値が自動的に設定されます。
■「水平方向間隔」ボックス:このエリアは、ラベル列間のスペース間隔を制御します。
■「垂直方向間隔」ボックス: このエリアは、ラベル行間のスペース間隔を制御します。
■「単位」ドロップダウンリスト: このドロップダウンリストは、ラベルとラベルページの寸法単位を変更することができます。 単位としてピクセル、ミリメートル、センチメートル、インチを使用することができます。
■「レコード毎のラベル数」ドロップダウンリスト: このドロップダウンリストは、各ラベルのコピー数を制御することができます。複数のコピーを印刷すると、販売仕入はラベルページをコピーするのではなく、ラベルのコピーを連続して印刷します。
■「標準コード」ドロップダウンリスト: このドロップダウンリストから一般的な商業ラベル用紙を選択することにより、ラベル、ページサイズ、マージンを指定することができます。
■「使用するメソッド」ドロップダウンリスト: このドロップダウンリストは、販売仕入では使用しません。
■「実行タイミング」ラジオボタン: これらのボタンは、ラベル毎またはレコード毎にメ ソッドを実行するかどうかを指定するために使用されます。このオプションは、各ラベルの複数のコピーを印刷する場合および印刷時に任意のメソッドを実行する場合にのみ意味を持ちます。販売仕入では、使用しません。
■保存ボタン、読み込みボタン: 設定した情報をファイルに保存しておくことができます。次回からは設定しなおすのではなく、設定情報を読み込むことによって適切な値に設定できます。